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2026年9月5日土曜日

AI学芸員

 大町山麓美術館では、AIを活用した「AI学芸員」と一緒に、所蔵作品や作家についての調査・研究を進めています。


といっても、AIに作品のことを聞いて、その回答をそのまま展示に使っているわけではありません。


むしろ、AIを使えば使うほど大切だと感じるようになったのが、「一次資料」と「現物」です。


現在、当館では山下大五郎、足立源一郎を中心に作品を収集・展示しています。作品そのものはもちろん、画集、展覧会図録、記録、作品の裏書、出品歴などの資料を確認しながら、一点ずつ情報を整理しています。


最近は足立源一郎について、まとまった一次資料をAI学芸員にも読み込ませました。


すると、インターネット上にある断片的な情報だけを調べていた段階とは、かなり違うところまで調査できるようになってきました。


たとえば、作品名や制作年代、展覧会への出品、画家の行動や交友関係などについて、資料の記述と実際に当館が所蔵している作品を照らし合わせることができます。


もちろん、AIが答えたから正しい、とは考えていません。


資料に何と書かれているのか。

実際の作品には何が残されているのか。

裏面には何が書かれているのか。

別の資料と矛盾していないか。


そうした確認を重ね、分からないものは「分からない」として残します。


AIは大量の資料を整理したり、離れた場所に書かれている情報同士の関係を見つけたりすることが得意です。一方で、作品を実際に見て判断することや、資料そのものの信頼性を評価すること、最終的な展示方針を決めることは、人間が担わなければなりません。


当館では、長野県の美術館で長く実務に携わってこられた小林明先生から、展示やキャプションについてご指導をいただいています。


AI学芸員の能力を活用しながらも、AIだけに頼らない。


これは、これからも大切にしていきたい考え方です。


美術館の仕事は、作品を壁に掛けて終わりではありません。


誰が描いたのか。

いつ描いたのか。

どこを描いたのか。

どの展覧会に出品されたのか。

そして、その作品が画家の生涯の中でどのような位置にあるのか。


一つずつ調べていくことで、最初は一枚の絵だったものの後ろに、画家の人生や時代が少しずつ見えてきます。


AI学芸員は、その調査を手伝う新しい道具です。


そして面白いことに、資料を読ませれば読ませるほど、AI学芸員から返ってくる答えも変わってきます。


当館にとって必要なのは、世界中のあらゆる美術について何でも答えるAIではありません。


山下大五郎や足立源一郎、そして当館が所蔵する作品について、資料を積み重ねながら理解を深めていくAIです。


明日は、山下大五郎についての資料をさらに読み込ませる予定です。


人間が作品を集め、現物を確認し、資料を残す。

専門家から助言をいただく。

そしてAIが大量の情報を整理し、調査を補助する。


小さな私設美術館だからこそ、こうした新しい方法も試していきたいと思っています。


AI学芸員がこれからどこまで成長するのか。


館長自身も楽しみにしています。

2026年8月19日水曜日

Xが乗っ取りにあいました!!

 長年運用していたXが乗っ取られました。公式Xにはブルーバッチがついています。ついてないのはなりすましなので気を付けて下さい。変なDMとか気を付けて下さい。

Xには報告済みです。

2026年8月14日金曜日

大町山麓美術館 ボランティアスタッフ募集

 大町山麓美術館では、美術館の運営をお手伝いいただけるボランティアスタッフを若干名募集しています。

当館は、2026年10月2日に長野県大町市で開館する小さな個人美術館です。

山下大五郎、足立源一郎の作品を中心に、信州・安曇野や山岳風景に関わる絵画、相道寺焼などを展示し、地域の皆さまや大町を訪れる方々に、ゆっくりと作品をご覧いただける美術館を目指しています。

今回募集するボランティアの方には、美術館運営に伴う簡単な作業をお手伝いいただきます。

主なお手伝い内容

  • 館内の簡単な整理・清掃
  • 展示や資料整理などの補助
  • パンフレットや事務用品などの整理
  • 簡単な事務作業
  • 展示替えなどに伴う、多少の力仕事
  • その他、美術館運営に関する簡単なお手伝い

専門的な美術の知識や経験は必要ありません。

美術が好きな方はもちろん、「地域の小さな美術館を応援してみたい」「空いている時間に少しだけ手伝ってみたい」という方も歓迎いたします。

男女を問わず募集いたします。

活動時間

1回につき2~3時間程度

長時間の活動をお願いするものではありません。活動日や時間については、その都度ご相談しながら決めたいと考えています。

ボランティア参加のお礼

ボランティアとしてお手伝いいただくたびに、感謝の気持ちとして、

大町山麓美術館の入館チケットを1枚差し上げます。

ご本人でお使いいただくほか、ご家族やご友人などにお渡しいただいても結構です。

小さな美術館を一緒に支えてください

大町山麓美術館は、大規模な美術館ではありません。

だからこそ、地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、少しずつ良い美術館に育てていきたいと思っています。

「少し興味がある」という段階でも構いません。

ボランティアにご興味のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

大町山麓美術館
館長 笠原 武

2026年8月7日金曜日

蜘蛛の巣

 大町山麓美術館の玄関と裏口は、防犯灯が夜間につくため、防犯灯のまわりに蜘蛛の巣がたくさん、あります。最初は除去しようかと考えましたが、あえて、残すことにしました。蜘蛛の巣で虫を捕獲してくれて美術館内に虫が入らないようになるかなということと、蜘蛛の巣を取っても翌日には張られていたちごっこだからです。そのままにしました。

2026年8月3日月曜日

大町市役所で打ち合わせ

 大町市役所で美術館について、打ち合わせをします。私は補助金を頂くことはしませんが、行政で出来る範囲での援助はしてほしいです。

文化行政は一個人でやるものではありません。地域の芸術愛好家、全国の美術愛好家など人々により支えられます。

だから、私は勝手にやらないで、初めから行政には相談しました。でも、補助金は要りません。


2026年7月29日水曜日

相道寺焼

 山下大五郎は人気の安曇野シリーズを描いた時には、長野県池田町の相道寺集落に宿泊しました。そこでゆかりのあるのが相道寺焼です。

 相道寺焼も展示してあります。また、相道寺焼の復興を手掛けた篠田一族の焼き物も展示してあります。

2026年7月24日金曜日

文房堂

 文房堂に依頼していた山下大五郎と足立源一郎の絵画の修復が済みまし。文房堂担当者に美術館の名刺を渡しました。